東武鉄道は1897年11月1日に創立された鉄道会社で本社を東京都墨田区に構えています。東京を起点として埼玉、千葉、群馬、栃木の1都4県の12路線から構成されています。路線は東武本線系統と東武東上線系統と2つの系統に分けられます。全路線の総距離数は463.3kmと民間私鉄では近畿日本鉄道に次いで全国2番目の長さです。鉄道事業だけでなく自動車・不動産・電気・建築・旅客産業など様々な分野で事業を展開しています。以前は貨物列車による輸送事業も行われていましたが、2003年を最後に貨物輸送事業を終了しています。他社の鉄道会社と相互直通運転も実施しており、都心へのアクセスを円滑にしています。沿線住民の通勤・通学の足として役割を果たしていますが、国際的観光地である日光・鬼怒川を結ぶ特急スペーシアやビジネス特急りょうもう号などの特急列車、東武博物館で動静保存されている8000系8111Fの特別列車、車内から景色を堪能可能な展望窓に改造され登場した観光列車スカイツリートレインなどの列車も運行しています。2012年には東武鉄道建設による新東京タワーである東京スカイツリーが開業し、東京スカイツリータウンなど新たな観光名所も誕生しています。 |